ミッション
「どこでもドア 」の創造。
普段は旅行に行くことのできない様なご高齢の方たちが、VRで旅行体験をしながら、「あ、私、この場所、昔行ったわ!」と、頭すっきりの若返り。
ここで一つの疑問が浮かびます。
毎日24時間、施設内の同じベッドの上で過ぎていく毎日と、外界の様々な場所で、様々な人と活き活きと過ごす人生と、どちらがリアル(現実)なのでしょうか?
よく考えてみてください。
ニュースの事例。
日本は空前の高齢化社会に突入します。
施設から外出することを許されない高齢者で溢れた社会になるのでしょうか?
世界中のあらゆる場所を巡り、世界中の人々と同じ時間を過ごすのと、どちらが人生なのでしょうか?
これはほんの一例です。
この世界には様々なハンディキャップがあります。
住んでいる場所の物理的な距離。
長年日本人を苦しめてきた言語の呪縛。
身体に障害を抱えた後の不自由な生活。
容姿だけで人生の幸不幸が決まる理不尽。
ハンディキャップだらけの世界が現実です。
現実とは何でしょうか?
目で見て、耳で聞き、鼻でかぎ、口で味わい、手に触れることができるモノのことでしょうか?
ならば、皆が現実と思っている世界の正体は「五感を通じて脳に伝わった電気信号」に過ぎません。
皆が今いる現実は、無限にある現実の中のたった一つに過ぎません。
皆が唯一の現実だと信じている世界の外にある素晴らしき世界。
高次な意味での現実「メタリアル」の実践。
そこでは、国境も、言語も、容姿も、身体も、知識も、あらゆるハンディキャップは存在しない。
旧現実ではくじ引きのように決められた、すべての格差や差別が消滅する、まったく新しい世界。
「どこでもドア 」の創造。
それが私たちの企業ミッションです。
2021年2月25日
代表取締役 五石順一